2007年05月21日

法改正で親告罪じゃなくなる?

あんまりちゃんと読んでませんけど、タイトルだけ見てビックリしたんで貼っておきます。

たけくまメモ:とんでもない法案が審議されている
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_b72f.html
(記事作成者の竹熊健太郎さんについてはこちら

竹熊さんは二次創作関連の心配をされているそうですが、どっちかというと私は二次創作よりも、ファイル交換ソフトや画像交換サイト、動画投稿サイトなどの方が先に標的になると思います。だって、加工されているものよりもまったく加工されていないものの方が、第三者でも判断しやすいじゃないですか。

たぶん、これがめでたく法案化された暁には、警察とかが自主的にバシバシ取締りを始めていくんでしょう。手続きとかが非常に楽になるはず。

同人作家の衰退(?)については・・・でもね、私ぶっちゃけ、営利目的で二次創作やっている人のこと、あんまり快く思えん。某脱税同人作家のニュースは結構頭にきたし。
二次創作はあくまでも一人前になるまでの準備運動じゃないの?本当に実力ある人なら、オリジナルでも十分やっていけるはず。

もちろん、この話が本当ならボチボチとやってるピコな二次創作者が泣きみるような可能性も、確かにあると思う。でも、現実的に考えて・・・さすがにそこまではないでしょ、と思います。
だいたい、非親告罪になっちゃうと、あっちこっち別の場所から1つのことについて調書が作られたりしちゃったりするんじゃないの? 非親告罪になったとしても、それには何かしらの条件がつくはず。(著作者の親族とか関係者とかだけに認められる、とか)
posted by 世梨子 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月20日

「おふくろさん」問題

久しぶりの更新です。

新しいニュースではありませんが、最近の著作権がらみの問題といえばこれ。
「おふくろさん」騒動の真の被害者
勝手に歌詞を変えて歌われたので著作者が怒り、歌手に歌うなといいつけた事件です。
歌詞を変えたといっても、歌の前にセリフを挿入しただけであって全体的な雰囲気はそう損なわれていないようにも思えるのですが(といっても私はよくこの歌を知らないのですが)、著作者から見たらご立腹ものだったのでしょうか。
報道を見ていると、どうやら著作者は歌手の態度が気に入らないとか、そういう感情的な内容もあるように見受けられます。
しかし、双方とも感情的になりすぎているような感がありますね。何もJASRAC引っ張り出してこなくても、マスコミ呼んでまでコメントしなくても、と思うのですが。
著作権的な問題としても例が少なく、なかなか興味深い話題なのかもしれませんが、法的な問題よりも業界的な問題の方が気になってしまいます。
posted by 世梨子 at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

Yahoo!ブログとCURURUの比較

うちのマニュアルサイトにリンクを貼ってくれている素材サイトさんの利用規約を読んでみると、CURURUと一緒にYahoo!ブログでの利用を禁じているケースが多いです。
CURURUの「スクラップ機能」と同様に、Yahoo!ブログの「転載機能」の著作権上の問題も相当深刻であるということが伺えます。

私も、一応Yahoo!ブログ作ってみてはいます。(1年以上放置状態ですが)
いや、記事作成時に転載の許可/不許可設定が、デフォルトで許可になっていることには驚きましたがね。
CURURU(NAVERブログ)でも最初はそうだったんですけど、たしか半年強くらい経った後に修正されたような。
ええっと、Yahoo!ブログの開始は、2005年の最初あたりだったでしょうか? そろそろ2年経ちそうな時期のはず。





Yahoo!の中をうろついていたところ、CURURUのことを話題にあげている記事を見かけました。

一歩後退、二歩前進【転載機能を撤廃させていくために】トンコさん
http://blogs.yahoo.co.jp/tonko_hard/24692222.html

ええっ?
転載の転載(二次以降の転載)では、作成者の名前が記事から消えるんですか?!
腰が抜けそうです。それでは誰が作ったか分からなくなるじゃないですか……。

CURURUのスクラップ機能では、「スクラップのスクラップのスクラップの…」が何回繰り返されても、記事から作成者名(+リンク)が消えません。消せません。
これが普通だと思っているからなのでしょうけど、Yahoo!のこれは驚きです。


CURURUのスクラップから制作者名が消えないことについて、私はこう考えていました。
「スクラップしてきた記事は、スクラップした第三者が勝手に編集することができるのに、制作者として最初の人の名前をいつまでも付け続けるのは大丈夫なのだろうか?」
「もし、スクラップしてきた記事の内容が、誹謗中傷とかの内容に摩り替えられちゃって、『知らない間に自分が変な記事を書いた』ということになっちゃったらどうするんだろうか?」(元の記事を見れば改変前を確認できるだろうけど、元の記事が削除されちゃってたらマズイかと)


この点をYahoo!でちょっと確認してみたのですが…
「転載してきた記事の編集はできない」そうです。

え? ちょっと変じゃないですか?
むしろ、その表示のシステムをYahoo!とCURURUで取替えっこしてもいいんじゃないかと思うくらいです。


Yahoo!は転載してきた記事が、転載許可設定で違うブログに載せられます。
その設定をいじることはできません。編集もできません。
(ただ、その記事があるカテゴリごと非公開にすることはできるようです。)


あっちとこっちを比較して…ってのも何ですが、私はYahoo!の方がCURURUより悲惨な状況に思えます。
CURURUは、現在スクラップで複製された記事がゲストには見えない状態です(「友だち」にだけ見える状態)。CURURUにおける著作権侵害行為のほとんどは、もう「友だち公開専用ブログ」または「サークル」などの『見える人が限定されている場所』に移行しつつあります。
表に見えなくなっただけの状態を私は不満に思っていますが、CURURUにおける無断転載問題は、次第に下火になっていくと思います。

あともう一つ心配に思うのが、「表で思う存分できなくなったCURURUに不満を覚えた連中が、Yahoo!に移転していく」ことですね。Yahoo!が始まってから既に結構な人数が移転したみたいですが。

CURURUブログ内での「Yahooブログ」検索結果
posted by 世梨子 at 19:58| Comment(3) | TrackBack(3) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月24日

海賊版のダウンロードが違法になる?

ダウンロード、海賊版は禁止 政府、著作権法改正を検討
政府の知的財産戦略本部(本部長・安倍首相)は、音楽や映像を違法コピーした「海賊版」をインターネット上からダウンロードすることを全面的に禁止する著作権法改正に着手する。27日に開く知財本部コンテンツ専門調査会に事務局案を提案。罰則も設け、08年通常国会に提出をめざしている改正案に盛り込む。海外でも人気が高い日本のマンガやアニメなどの権利保護を強め、コンテンツ産業の育成を促す狙いがある。

現在のところ、無断転載は「アップロードする人が悪い」「ダウンロードすることは悪くない」ということになっています。しかしファイル交換ソフトなどの問題が大きくなるにつれ、アップロードする側のみならずダウンロードする側にも、何らかの規制をかける必要があるという考え方がでてきたようです。

ところで、「ダウンロードする側は悪くない」ということで、私も安心してCURURU内の無断転載ブログを見て回っていたわけですが、もしこの法律ができてしまうと、見ることも悪いことになってしまいそうですね。
サイトを開くだけで、そのデータは私のパソコンに一時的とはいえダウンロードされるわけですから・・・・・・まぁそこまで厳しい法律ができるわけありませんけど(笑)

考え方の方向としては、あってもいいんじゃないかと思います。
ただ、具体的にどんな行為を違法とするかですよね。まさか本当に見ただけでアウトとかありえませんから。明らかに違法であると分かっているものであること、「ダウンロードしよう」と思わないとダウンロードできないくらい大きなサイズのファイルであること、などが考えられるところでしょうか。まず具体的な内容ができないことには進められない話ですが。

痛いニュース-"ダウンロードしても違法" 政府、著作権法改正を検討
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/860393.html
posted by 世梨子 at 19:07| Comment(0) | TrackBack(5) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月18日

著作権侵害のハウツーサイトとか

著作権侵害者のためのサイトを作るというのも良いかもしれません。いいえ、著作権を守れ守れというのではなく、著作権を侵害するという目線からのお役立ち情報を発信するサイトです。
たとえば、著作者以外の人からの作品削除要求は受け入れなくても違法にはならないとか、でも作者詐称行為は例外で第三者からも訴えられる可能性があるとか。結構ネタはたくさんありそうですよ。

・非営利目的でも権利侵害になる
・無断転載物を見るだけ、データ保存するだけでは侵害にならない
・リンクしただけでは侵害にも幇助にもならない
・おおよそ何点以上掲載していると訴えられるのか(過去の例から考察)
・被害者が通報してから加害者逮捕までに至る手順
・逮捕の前に、事前勧告や警告がない場合もある

ほかにも、「ブログごとに、データの保存期間が違う」などの裏的情報はありますけれど。ただ、結構頻繁に同じような勘違いを見かけると、「どうせ著作権を侵害するのならば、もう少し『どんなリスクがあるのか』『何が違法行為になるのか』を正しく理解してから侵害した方がマシなんじゃないかな」と思うんです。
あと、謝罪の仕方とか、教えてあげたい気分になることもあります。余計なお節介だということは百も承知の上ですが。

ま、作る予定はありませんけどね。でも、我ながら面白いアイデアかもしれないと思っています。誰か作ってみませんか?
posted by 世梨子 at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月03日

盗作をする心理

私は自分を、合理的な思考の持ち主であると思っています。
「心理」とかそういう情緒的な、内面的な要因を考えることはありません。盗作にしても、結果があるのならばそれに対処が行われるべきだという考えが先行しており、「どうしてこの子は盗作をしてしまったのだろう」と考えるのはその後になりがちです。

私はあまり盗作をした本人と会話しようと思わないのです。私は第三者ですし、犯罪心理に詳しいわけでもないし・・・・・・。私が話しかければ、相手が逃げることはほぼ確実だと思っています。また相手に開き直られても、私が傷つくのだろうことがわかっていますから。



つまりは、私が持っている盗作者に関するデータのそのほとんどは、他人から間接的に手に入れたものです。それを、勝手に分析してみようかと思います。

動機は、「みんなに褒めてもらいたかった。自分に関心を持ってほしかった。」「絵を描くスキルを持つ人が羨ましかった。その人になりたかった。」などの単純なものがほとんどです。

この犯罪とは、お金欲しさにやる万引きではありません。万引きした品物は使えばなくなります。しかし、周囲の人からの評価は消えるものではありません。相手は人間ですから、大変難しい問題だと思います。
少なくとも、私には「自分に好意を持ってくれている人たちをだまし続ける」ことはできません。そんなことを続けていたら、私は人を信じることができなくなるでしょう。
なので私は、盗作をし続けれる人たちは、大なり小なり、心の病気を患っているのではと考えています。



子供の場合、「盗作がどんなに悪いことか」を知りませんし、その秘密が漏れた場合にどうなるのかが想像できないことが多いようです。「自分の絵が盗まれたら、人はどんな気持ちになるか」などがわからないのです。
それは、経験不足に起因しています。「絵を描いた」経験や「物を盗まれた」経験がなければ、相手の気持ちを想像することは安易ではありません。

盗作の事実を他人に指摘され、非難されたとき、はっとそれに気づくのです。
その想像ができたとき、自分の罪を知って反省の気持ちを抱きます。



反省の気持ちが小さすぎる場合と、大きすぎる場合とがあります。

小さすぎる場合は態度ですぐ分かります。記事を消しても謝罪はなく、そのままブログを続けます。
謝罪があったとしても、「あなたが羨ましかったんです。ごめんなさいね、これからもファンでいさせてください。更新楽しみにしています」程度のものです。

大きすぎる場合は、それをうまく消化できるかできないかの2ケースに分かれます。

家族に打ち明けることができない、自分自身で解決しなくちゃいけないんだけど、どうすればいいか分からない、という堂々巡りの思考回路。自分の状態を「最悪」だと思い込み、そこから抜け出せなくなるのです。
こういう消化不良の場合、追い詰められた子供は、そこから逃げ出します。
ブログを閉鎖し、インターネットを怖がるようになります。時には登校拒否になったり、友達付き合いを怖がるようになります。


一番いいのは、家族に打ち明けることができる場合です。
適切に叱ってくれて、反省の気持ちを受け止めてくれて、しなければならない謝罪について相談に乗ってくれる相手がいるか、いないか。これは、ネットを使う子供にとって大変重要なことだと思います。

しかし実際には、親がインターネットに詳しくなかったり、あるいは常々二言目には「勉強しなさい、インターネットばかりしちゃだめ」と叱られているから言い出せなかったりという状況が多いようです。
(そもそも、大抵の大人はインターネットに詳しくないくせに「ネット依存症」とか「出会い系の危険」とか「ゲーム脳」とか、そんな単語ばかり口にして知ったかぶりをしているものです。だから、私たち子供が苦労する・・・)




それに比べ、盗作をする大人は、周囲に相談することができません。
いえ、大抵の場合、彼らは「悪いことだと知っていてやっている」ので、謝罪という選択を選ぶことが稀なのではないかと思います。

CURURUでは、小中学生の盗作が大変多いです。
大人(20才以上)の例は、私はまだ2件しかみたことがありませんが、いずれも反省の言葉を口にしてはいませんでした。


私には、彼らの心理を正確に分析することはできませんが、少なくとも子供たちにとっての「盗作」がどのようなものであるのか、これはこれからも考えていけたらと思います。



関連記事:そこに愛はない。あるのは淀んだ自己愛だけだ (秘密のベルムーテス/時子さん)
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2006年06月21日

私の著作権観

世の中、大小さまざまな著作権侵害があります。
何を大として小とするか、どこまでが許せて許せないのか、
これらの感覚は人によって違いますし、お国や分野によっても違います。

ここでは、私のもつ著作権観についての話をします。
最初にお断りしておきますが、これは私個人の考えにすぎません。
他人に押し付ける気はありませんし、また逆に人に押し付けられる気もありません。


まず最初に、私自身について話さなければなりません。

私は、日本国籍をもつ日本人女性です。
最初のネット利用は、二次創作サイトの閲覧でした。私の言う「二次創作サイト」とは、市販されているマンガやアニメ、小説やゲームなどのキャラクターや背景を使ったイラストや小説が掲載されているサイトを指します。「同人サイト」「非公式ファンサイト」「パロディサイト」とも呼ばれますね。

私自身がサイトを立ち上げた経験は、過去に2回あります。
よく読んでいたマンガや小説の感想や、それに二次創作サイト閲覧を通じて感じたことを評論文として掲載していました。
なお、ファンイラストやファン小説をコンテンツに加えたことはありません。私自身、決して絵や小説を書いたことがないわけではありませんが、こういった方面の創作意欲は低いので。
サイトジャンルとしては、「評論サイト」を自認していました。今でも評論みたいなことやってますよね、CURURUの評論。

具体的に、どんな作品の二次創作活動評論をやっていたかというと、週間少年ジャンプ作品やスクエア・エニックス系作品、サンライズ系アニメとか。ハリポタなどの児童文芸作品やライトノベルスにも手を伸ばしたこともありますし、基本的に雑食でした。

もう一度念を押しておきますが、二次創作サイトではありません。
「『二次創作活動』についての 評 論 サイト」です。


こういうジャンルに接していた背景がありますので、私は基本的に「二次創作」と呼ばれる活動に対して寛容的な視点を持っています。
とはいえ、二次創作といってもピンからキリまであるので、一概に言い切ることは難しいです。

なのでこれらを含めた様々な「個人運営サイトでの創作行為」について、下のような図にまとめてみました。

kenkai.jpg

縦軸と横軸を示し、その上に創作行為のブロックを配置しました。
横軸には私個人の感覚での、縦軸には法律上での良し悪しを並べました。
といっても、法律の軸も私の個人的解釈に基づくものなので、あんまり信用しないで下さい。
また、スペース上の都合もありますので、細かい配置の差は無視してください。
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posted by 世梨子 at 12:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月10日

アマチュアクリエーターを保護せよ

無断転載対処マニュアルの冒頭に、「個人運営サイトオーナーを対象とした」という記述を置いています。これこそが、私の守りたいものの最終的な形です。

個人運営サイトオーナーを言い換えるならば、「アマチュアのクリエーター」です。
いつの日かその道のプロとなってやろうという夢や向上心を持ち、自分が作った作品(絵・小説・音楽・Flashなど)を自分のサイトに掲載し続けるという積極的な活動を行っているクリエーターです。
彼らがなぜ自分の作品を、他人に無償で見せるのか。それは、自己の力を磨きたいという心があるからに他なりません。閲覧者から助言を貰い、同じ志をもつ仲間と切磋琢磨しあうことが、彼らの目的なのだと言えるでしょう。


個人運営サイトを持つアマチュアクリエーターが、自分の作品を転載されました。このクリエーターは、ある人に相談しました。ある人は、「盗られたくないなら、誰にでも見れるようなサイトに載せなければいい」と言いました。

この助言は、社会的通念に基づく一つの常識です。家にカギをかけずに出かければ、ドロボウに入られても仕方がない、そういった考え方と同じレベルのものです。
しかし、このような常識はネット上にあるべきではありません。そもそもサイトとは情報発信を目的とするものであり、サイトにカギをかける(サイト閲覧者を制限する、すなわち発信される情報を制限する)ことは、この基本理念に矛盾する行為です。
そして、このような情報公開が前提とされた社会だからこそ、「カギ」の機能を担う著作権を重視しなければなりません。

そしてまたこの助言者は、アマチュアクリエーターが「どうしてサイトに自分の作品を載せているのか」を、その目的を理解していません。
アマチュア・クリエーターは利権(財産の保護)を求めているわけではないのです。

では、アマチュア・クリエーターは著作権を通じて何の保護を求めているのでしょうか?
それは「人格権」に他なりません。ものを創る者として「その作品について、私の意志に反する使い方をしてほしくない」という思いを保障してほしい、そういう気持ちを守ってほしいと、そう考えているのです。


ネット上に蔓延する大小様々な著作権侵害行為。その中では、このような意見が多く聞かれます。
「企業はこれで儲けているのだ、利益を伴わない我々の活動をファンの活動として認めるべきだ」「これは宣伝だ。我々の活動は、ファンを増やすことの一役を担っている」・・・
これらの是非はさておき、これらの多くは「金銭的利益を伴わない活動を行っているアマチュア・クリエーター」に当てはまるものではありません。

しかしながらその逆に、「アマチュアなのだから」、著作権を侵害したところで大した経済的損傷を与えることもないだろう、と考える人がいることは誠に残念という他ありません。


私は、「文化」の次世代を担う大きな可能性を持つ彼らを、アカデミックな存在として捉えています。
社会は、彼ら「学生」を応援すべきではありませんか? 少なくとも、社会が彼らに対して重圧的な態度をとることは、ほかならぬ私たちの文化にとって、大きな損失に他ならないのです。
posted by 世梨子 at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月09日

一番最初の始まりに

大切なものはありますか?

みなさんがイメージする「大切なもの」は、人それぞれだと思います。

車が大好きなおじさんは、ご自慢のマイカーを。
ゲームが大好きな男の子は、自分のお小遣いで買ったゲームを。
赤ちゃんを産んだばかりのママは、自分の赤ちゃんを。

そして、日々絵を描くことに取り組む絵描きさんは、自分の絵を。
小説を書くことが大好きな作家さんは、自分の小説を。



私のサイトでは、著作権について扱っています。

最近、著作権を知らない子供たちが、人気アーティストの音楽やタレントの写真・雑誌の切り抜き、
他人のサイトに掲載されている絵や小説などを勝手に転載しています。
そして、友達に配布したり交換したりしています。
中には、他人の絵を転載して、「私がかいた」とウソをついている子もいます。


この事実を、どう思いますか?

別にブログに載せて他人からお金を貰っているわけじゃないでしょ?
たかが雑誌の切り抜きぐらい、いいじゃないの。
アマチュアの絵を転載するくらい、簡単にできることだし仕方がないよ。
著作権とか引っかかるらしいけど、そんな難しいこと気にしなくても・・・・・




たかが、絵かもしれません。
たかが、音楽かもしれません。
たかが、小説や、雑誌の切り抜きや、写真かもしれません。

でも、それを「大切なもの」と感じる人がいます。
自分の手で作り出した、自分の子にも似た、唯一無二の愛しい存在と感じる人がいます。


何を「大切なもの」とするのか、それは人それぞれです。
みんなの大切なものは違うけど・・・

「大切なものが奪われると、人は悲しい気持ちになる」

これは、みんなみんな、一緒なんです。同じなんです。



子供たちは、著作権を知らずに、他人のものを勝手にブログに載せています。
何も教えられず、何も知らないうちに多くの人を傷つけ、多くの人の財産を奪っています。
そして突然の被害者からの抗議に困惑し、罪を知り、そしてその罪の重さに苦しんでいます。

自分の大切なものを奪われた人も被害者ですが、
何も知らないうちに人を傷つけ続ける子供たちもまた、被害者なのではないでしょうか。

インターネットで自分のブログやサイトを作った人全てが、加害者となる可能性を持っています。
自分の著作物(本や音楽、写真や絵等)を持つ全ての人が、被害者となる可能性を持っています。

これは、あなたの身近にある大切な問題です。


posted by 世梨子 at 18:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月12日

著作権を考える上で

私の著作権勉強は、いまや趣味の1つとしてあります。
もともと読書が好きでして、その延長線上に生まれたものなのかもしれません。

私の持つ著作権についての本の中に、
「著作権について考えるときは、自らが著作物を持つ立場になるのが重要だ」
といったことが書いてありました。
自らが著作者となり、その著作物の利用を考える、実践的な立場に立ってこそ
より深く著作権を捉えることができるようになる。
ということのようです。

この本を書かれている方自身がクリエーターさんでして、
どうやら「自分の著作物を持っていない著作権専門家」との間の隔壁を
感じることがよくあるそうです。
「現場の声を聞け」ってやつですかね。



ここで少し自分を振り返ってみました。
私が作ったことのある著作物・・・

私は自称「観察者」または「評論家」です。
何かを作るというより、その何かに対して論じたり批評したりすることが多いです。
まぁその批評文は、私の著作物であるわけですが、
ここで言われている「著作物」とは、おそらく何かのキャラクターであったり、
小説や漫画であったり、二次的な利用をすることができる可能性を持つ
ものであると思います。
(もっとも、私の文章を書く才能が世に広く求められる可能性を秘めるものと
なるのなら幸いなのですが、この夢はちょっと突飛過ぎますか。)


ハローキティやこげぱん等、様々なキャラクター。
中にはまったくの無名であった作家が生み出したというものも少なくありません。
こういう点からみて、キャラクターという著作権ビジネスは、
「ゼロから無限大のものを生み出せる」という大きな可能性を秘めた存在
であるということなのでしょう。




むろん、キャラクター産業は著作物ビジネスとしての一例にすぎませんが、
できることなら私も、(おそらく趣味の範囲をでることはないでしょうけど)何か
キャラクターを作るといったことに、挑戦してみたいものだと思っています。

いわゆる、体験学習というやつでしょうか。
どちらも楽しみながら行うことができれば、素敵だと思います。



一応、私にも「梨んこ」という『子供』がいるんですけどね。
できることなら、大きく育ててやりたいな〜と^^

梨んこバナー
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2005年10月18日

のまネコ問題

こちらの事件は、既にさまざまな場所で議論されているものですが、私も便乗して。


のまネコ問題については、いろんなサイトで解説がなされていますが、
まずは一応、ひろゆき氏のページをご案内。
http://www2.2ch.net/20051013.htm


金ノ介さん の仰られるとおり、アスキーアートを使ったのまネコFlashは、
大変画期的なものであったと思います。
今言われているような、ネガティブな要素さえなければ、
この企画はモナーを作られた2chの方々にとっても、
歓迎されるものになった可能性はあったかもしれません。


ここでは、エイベックス社はどのような手段を踏むべきであったのか、
について、主に話したいと思います。


続きを読む
posted by 世梨子 at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月11日

作者詐称行為は犯罪である

 「他人の著作物を自らの著作物と偽って頒布すること」すなわち作者詐称行為(盗作)は犯罪である。

 これの前提には、「著作権侵害は必ずしも犯罪とはなり得ないが」という前提が付く。
 著作権を侵害する行為とは、明確に法に定めてある。しかし、こと著作権法に反する行為というのは、すぐに「犯罪」に結びつくものばかりであるとは限らない。

 これは、著作権法が「親告罪」という性質を持っていることにある。親告罪とは、「被害者本人が、それを罪として扱うかどうか」ということを判断する権利をもつ、そういう罪である。例え、自分の著作権が侵害されていても、本人が「ま、いっか」と言えば他人が何と言おうが、それは罪として扱われないということである。



 例を挙げてみよう。
 私は梨の実に顔と体が付いたキャラクター「梨んこ」をよくラクガキしたりしている。「梨んこ」は私のオリジナル作品であり、私の著作物である。
 ここで、私を知るとある人が、この「梨んこ」を用いて微笑ましいイラストを描いたとしよう。
 私に無断で私の著作物を用いることは、確かに著作権を侵害する行為であろう。しかしこの場合、私はこの行為についてそれを罪に問おうと思う気持ちは沸いてこない。(むしろ喜んでいたり。)

 このように、「罪として問うか問わないか」は、著作者本人の意思に委ねられることになる。その判断に対して他人がとやかく言うことは、時にいらぬおせっかいとなる。(上記の例で、「お前は犯罪者だ」と騒ぎ立てることは私の意向に反することとなり、むしろ私が不快に感じてしまうだろう。)



 さて、説明が長くなった。
 著作権法の持つ「親告罪」について理解してもらえたと思う。
 話を元に戻す。

 その一方、例外もある。著作権法の中には、「親告罪ではないもの」、つまり「非親告罪」に該当するものもある。
 著作権は基本的に、「作者の死後50年まで有効」と定められていることをご存知だろうか。著作者が存命であれば著作権侵害に対する申し立ても出来ようが、死んでしまったらそれは無理。なので、この場合は著作者以外の人間が申し立てを行うことが認められている。


 著作者のみが「それを犯罪とするか・しないか」の判断をする権利を持つ。
 その権利が、他の誰もが持つ権利となった時。

 「それは犯罪だ」と誰か一人が判断すれば「犯罪」となりえる可能性を持つ、それはつまり「侵害すなわち犯罪」という構図ができあがる。

 作者詐称行為(盗作)は、非親告罪である。
 しかるゆえに、「作者詐称行為(盗作)は犯罪である」と、誰にしも断定することができると私は考える。


著作権法第百二十一条
著作者でない者の実名又は周知の変名を著作者名として表示した著作物の複製物(原著作物の著作者でない者の実名又は周知の変名を原著作物の著作者名として表示した二次的著作物の複製物を含む。)を頒布した者は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
http://www.cric.or.jp/db/article/a1.html#121




追記:こんなもの発見(7/12)

【著作権法を123条しか知らないあなたへ】
http://web.archive.org/web/20031220094143/http://www.tosp.co.jp/i.asp?i=sinkokuzai

上記より引用
画像を乱用しているみなさん、
著作権法第122条による著作権名の出所明示を行ったほうがいいと思います。

著作権法:ttp://lala.zive.net/Copyright/Copyright_1.html(デッドリンク)
http://www.cric.or.jp/db/article/a1.html

第百二十二条 第四十八条又は第百二条第二項の規定に違反した者は、三十万円五十万円以下の罰金に処する。

第四十八条:ttp://lala.zive.net/Copyright/Copyright_1.html#law048
http://www.cric.or.jp/db/article/a1.html#048
第百二条:ttp://lala.zive.net/Copyright/Copyright_1.html#law102
http://www.cric.or.jp/db/article/a1.html#102

ちなみに著作権法 第123条第2項 は親告罪ですが、著作権法第122条は非親告罪です。
明示しない場合、出所明示義務違反となり30万円以下の罰金が科せられます。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/012/021101b.htm


多少古いページのようなので、現行の著作権法の内容と違う点もちらほら。
大体は罰則が厳しく変更されているので確認を。
posted by 世梨子 at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 著作権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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